2018/12/19

家づくりがテーマの映画「みんなのいえ」を見直す

公開当時見ていたはずだが、家を検討しはじめても思い出せなかった


三谷幸喜映画「みんなのいえ」



今から20年近く前の2001年公開ってことだからそれも致し方ない。



ストーリーは、家を建てることを決めたテレビの脚本家(ココリコ田中)と

その妻(八木亜希子)が、設計を芸術家肌のインテリアデザイナー(唐沢寿明)に、

施工を妻の父である大工の棟梁(田中邦衛)に依頼するところからはじまる。


設計を担当するインテリアデザイナーは、

店舗の内装で実績はあるものの、家を建てるのははじめて。

その分思い入れも強い。


一方棟梁は最近下請けの下請けしかしておらず、久しぶりの大仕事。

愛する娘のため意気込みが違う。


設計士と大工。


芸術家と職人。


理想と現実。


お互いのこだわりがぶつかり合い、

その狭間で夫妻が翻弄されつつ進んでいく、

家づくりをテーマにしたドタバタ劇、まさにホームコメディである。


映画評風に説明するとこんな感じだが、

確かに家づくりの大変さがあらわれている。


我が家はなかったが、夫の母が風水にこだわったり

妻の父である棟梁は和室に並々ならぬ意欲をみせる。


施主である夫妻にこだわりがあるのは当然として、

親がでてくると大変である。


いやぁ、親って大変ですね。


スポンサーだったりするとなおさら…

うちは、親が家づくりに意見することはなかったけれど(土地についてはあったが)

子供は好きなことを言っていた。曰く、


「ピンクの壁紙にしたい。」


もちろん無視である。


結局白に星のエンボス加工みたいなのを採用したけど、

子供が大きいとこうもいかないのかもしれないですね。

八歳の娘ですら、私の部屋なら私の好きにしたい、と言ってたし。


てわけで、家づくりを考えてる人は参考に、

建てた人はいろいろ感慨深くなる映画「みんなのいえ」を

今更ながらおすすめしたいというわけである。


しかし、2001年の映画だけあって演者が皆若い。

田中邦衛はその頃からおじいちゃんだが、若き唐沢寿明やちょい役の

松重豊が見られるのもおすすめできる点である。


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